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蜻蛉日記〈2〉下巻―現代語訳付き (角川ソフィア文庫) ![]() 価格: 1,000円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 蜻蛉日記の作者は、実名は分からない、ただ、父は藤原北家に属する藤原倫寧、母は源認の女という。であるから、この蜻蛉日記の作者としては、「藤原道綱の母」という名称になっている。古代に於いては、今の世の中の風習とは異なり、言霊信仰が一般に信じられていて、みだりに、本名を言うことは憚られる機運があった。であるから、渾名で表現するか、間接的な表現に止めるかの選択であったろう。 この日記を読むと、その内省の深さ、表現の闊達さから、道綱の母は実に才気あふれる女性であった事が伺われる。多くの作り事の日記を批判し、わたしは、その様な絵空事の日記は書かないと、お書きになる。美的感受性が |
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日本の四季をうたう ![]() 価格: 2,625円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 さすがって思う歌声です。聴いていてコンサートにいるみたいな。 それに、いい曲ばかりです。日本の名曲がすべて詰まっています。ただ、伴奏が編曲してあるので、楽譜と違ったことが少しがっかりしました。 |
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窯変 源氏物語〈14〉 ![]() 価格: 1,631円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 昔々、学生時代に「源氏物語」にちょっとだけ触れることがあった。 そのとききちんと読まなかったことがずっと心に引っ掛かっていたのだが、ン十年後、橋本氏の「窯変源氏物語」を読み始めてからその面白さにぐんぐん引き込まれ、この本と巡り会ったことを本当に嬉しく思った。 氏の豊富な語彙に、日本語の素晴らしさを思い知らされ、その文章がつむぎだすきらびやかな、情趣あふれる王朝物語に酔った。 改めて、1000年の昔に一女性が(書いたとされている)このような複雑な心模様を描いた大長編の物語を日本で生み出してくれたことを誇らしく思った。 そして橋本氏を尊敬する。 |